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日本科学未来館 [日記・そのほか]

成人の日のお休みに家族を連れて、東京のお台場にある「日本科学未来館」に行って来ました。
ちょっと写真が多いのですが、一気にいきます。

上野の科学博物館は行きやすいですが、お台場というだけで、ちょっと足が遠のいていました。
この日は自家用車でお台場に向かいました。あいにく未来館の駐車場は満車。しかし、直ぐ近くに一日1500円の青空駐車場がありました。
常設展示のみだと、大人600円、18歳以下が200円。思ったより安いです。
入場券を買って、エスカレーターで3階の展示室に向かいます。

この科学館の建物は随分かわった造りですが、周りの建物も未来的なデザインのところばかりです。

(写真は加工しています)
展示室内は、ボタンを押して答えが出たり、ゲームができたり、こども向きのように見えますが、内容は難しく、大人でも分からないことばかり。
3階の展示で目立ったのはロボット達。二足歩行のアシモも展示されていました。
「癒しロボット」のこれも居ました。

新聞で読みましたが、ご老人などのおもちゃとしても使われているのだそうです。頭をなでなですると「ミー」と鳴いて喜びます。たくさんの人に撫でられて、真っ白な毛が若干灰色になってしまっているのが気になります(笑)。

ここの目玉展示の、空中に浮かぶ地球です。

いまの地球の映像、過去・未来の地球の姿などを投影することができます。

これは、西暦2100年の地球。温暖化していることを赤い地球で表現しています。宇宙戦艦ヤマトみたいだと思いました。

このほか、目を惹いた展示をいくつか。

これは「インターネット物理モデル」。白と黒の小さなボールでビットを表現し、ネットの原理を説明しています。簡単な文字を送信する体験ができます。

これは、千葉工業大学で研究中のロボット。8本の車輪と脚をかねた部品を器用に動かして、自動車のように走ることも出来るし、虫のように歩くことも出来ます。専門の担当者によるデモも見ることができます。ちょっと、形が苦手な虫に見えてしまいました。お食事中の方はごめんなさい(笑)。
しかし、これは将来の乗り物や災害救助用として研究されているロボットなのだそうです。


これは、「宇宙メダカ」。スペースシャトルでの実験によって、宇宙で生まれたメダカの子孫なのだそうです。見た目は普通のメダカと変わらないです(あたりまえですね。)。宇宙ブランドで、なんでもありがたく見えてしまいます。


このほか、事前に予約して、実験や体験ができるラボもありました。

もう一つの展示室、5階に向かいます。上階には、例の地球を取り囲むスロープを使って行くこともできます。


ここも宇宙関係の展示があります。

これは国際宇宙ステーションの日本が作った実験室の居住棟の模型。宇宙で使うトイレが印象的でした(写真を撮ってくれば良かったです。)。

これは、ロケットのエンジン。液体酸素と液体水素を混ぜて推進する、液体ロケットのエンジンです。

5階で目立っていたのは、この深海調査船「しんかい6500」。文字通り、深さ6500mまでの深海まで潜水することが出来ます。海洋生物の調査や、比較的最近の地震で出来た海底の「割れ目」の調査を行っているそうです。この調査船は、運転席に入ることができるようになっていて、順番待ちの列が出来ていました。

おなかが空いたので、食事。展示室の直ぐ側にカフェがあり、軽食がとれました。

私がいただいたのは、「地球ボックス」680円。カレー、タイ風味、麻婆味など、4種類から選ぶことができます。

上の写真はタイ風味のもの。しかし、味は今ひとつで、麻婆味と混ざっているような(笑)。家族はカレーにしました。680円というのもちょっと高いかも。そして、カレーのほうが美味しかった、、、、

ふと、カフェのテーブルに置かれていたメニューに、「みどりむし」ベーグルと(笑)。

これは試食してみないわけにはいきません。一つ300円のベーグルを2つ買って来て、家族で分けていただくことにしました。

みためは普通のベーグルで、ちょっと表面が緑っぽいかなあという程度。しかし、この一つのベーグルに15億匹(!)のみどりむしが含まれているとのことです。将来の食料として、みどりむしが有望と考えている科学者の提案とのこと。

昼食のあとも、素粒子加速器の展示のゲームをやったり、今の日本の揺れがわかる地震計?の展示で勉強したり、長い時間を科学館の中で過ごしました。

上は素粒子加速器のゲーム。制限時間内にできるだけ多くの素粒子同士の衝突を観測するゲームのようですが、遊び方が今ひとつわかりませんでした(笑)。

暗い中で、ぽつんと浮かんでいる地球を見ていると、まるで宇宙飛行士になったかのような気分になります。

あまり写真には残していませんが、医学や人体の不思議など、生物系の展示も豊富で、家族は大変楽しんだようでした。この科学館は小学校高学年から中学生位のお子さんがいるご家族にはとてもお勧めできるところだと思いました。

このあとは、リニューアルしたヴィーナスフォートに行ってみたいと思いましたが、家族は遊び疲れたのか「もう帰ろう」とのことで、首都高速でさいたまに戻りました。
科学館で丸一日遊び倒した一日でした。

日本科学未来館