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種子島旅行 4 種子島宇宙センター [旅行]

種子島2日目は、西之表市の宿を朝早く(といっても8時位ですが)車で出発し、島の南端の南種子町を目指します。1時間ちょっとのドライブになります。


目的地はJAXA航空宇宙研究開発機構の種子島宇宙センターです。
(上の写真は、センター内にある「宇宙科学技術館」です。)


広い敷地内に打ち上げ台や関連施設が点在しています。
自由に見学できる施設もあるようでした。


始めに宇宙科学技術館で勉強することにします。


入口を入って直ぐのところには人工衛星の実物大が展示されています。ALOS(陸域観測衛星「だいち」)という人工衛星でした。これが大きいのか、あるいは、小さいのかよく分かりません。こんな重たそうなものを良く宇宙まで打ち上げるものだと感心します。


その、ロケットのエンジンの展示。ノズル部分が迫力あります。


日本の打ち上げロケットの変遷と歴史がわかる展示です。


アイソグリッドと言う、ロケットの部品。軽くて丈夫な構造なのだそうです。


ロビーには、宇宙で使われる、消臭機能のある繊維で作られた下着が展示されていました。宇宙飛行士も使っているのですね。


太陽系の惑星の探査に関する展示。


種子島宇宙センターでは、事前予約制の無料見学ツアーが一日3回行われています。種子島に行くことを思い立ったその日に電話で予約していました。予約の方法などはJAXAのホームページの施設見学・ツアーのページに出ています。


宇宙科学技術館から、JAXAのマイクロバスに乗ってツアーが始まります。


ツアーで最初に訪ねたのは、H-IIロケット7号機の実機が保管されている保管庫。


本物のロケットが展示されています。


ロケット部品の直ぐ近くまで寄って見ることが出来ます。


H-IIロケット7号機は、国立科学博物館が選定する産業科学技術史資料(通称、未来技術遺産)に登録されているそうです。H-IIロケットは、初めての純国産の液体燃料ロケットとして、日本のロケット技術が国際水準に達した記念すべきロケットであり、国際的にみて日本の宇宙技術の高さを示したものであるということが認められて選定されたのだそうです。(上の写真の解説に書いてあります)
そして、この7号機は打ち上げられる予定だったものが、エンジンの不具合が別に打ち上げられたロケットで見つかり、結局打ち上げられずに保管されることになったのだそうです。少しもったいないような感じもします。宇宙開発の難しいところなのでしょう。


次に大型ロケットの発射場を観に行きます。上の写真は打ち上げ直前にロケットを組み立てる、大型ロケット組立棟。名古屋の工場から船で運ばれてきたロケットを組立、点検、整備を行うところです。


上の写真の左側に写っているのが今でも実際に使われている第2射点。H-IIAロケット用に作られ、いまでもH-II Bロケットが打ち上げられているとのことです。


中型ロケット発射場。いまでは使われていません。かなり錆びています。過去25機のロケットが打ち上げられたそうです。


最後に「総合指令棟」を訪ねます。ロケットの打ち上げのときに使われる管制室です。


以上でツアーは終わりですが、しばらく宇宙センターのなかをうろうろしました。
種子島に特徴的な砂浜と崖のコントラストが見事な風景がセンター内にも広がっています。


ロケットの模型が野外にも展示されています。これは迫力がありました。


ロケットの打ち上げなどの際に、TV局などが中継するための施設もありました。なお、ロケット打ち上げの際は、一般の人はセンター内は立ち入り禁止になるそうです。


この施設からは、遠くに施設見学ツアーでみた打ち上げ場が見えます。


少し近寄って打ち上げ場を撮影してみました。

種子島宇宙センター、元宇宙少年にとってはたまらない社会見学コースです。種子島を訪ねる機会があれば是非ご覧ください。


より大きな地図で 種子島宇宙センター を表示
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