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長崎旅行 2 出島 [旅行]

JR長崎駅から路面電車に乗り込んで、観光に出発です。


レトロないい感じの電車がやってきました。これに乗って行きます。


最初の目的地は、出島。
江戸時代にポルトガル人がキリスト教を広めるのを禁止するために、海を埋め立てて1万5千平米の人工島をつくり、そこにポルトガル人を収容したのです。これが「出島」の由来。
いまはもっと広い範囲で出島の周囲が埋め立てられてしまったので、「出島」は街中に存在します。


入場料500円で門から入ると、昔の出島の様子が復元されています。
これは平成8年から始まっている復元事業によるものだそうです。


発掘調査で見つかった「出島」の基礎の構造がわかるように展示されています。


そのうち、1639年にポルトガル船の来航が禁止され、次にそれまで別のところにあったオランダ商館が出島に移ってきました。上の写真は出島から日本に入ってきた蘭学を紹介する展示。有名な「エレキテル」の原理を説明する展示もあり、どんな仕組みで静電気を放電させるのか実験できるようになっていました。


貿易で日本に輸入されてきたいろいろなものの一つに香辛料があります。グローブ、ナツメグ、シナモン、黒コショウの香りが確かめられる展示。


オランダから輸入された花や植物。ダリアやマリーゴールドの花に加え、ウコンもありました。


出島から出土した鉄砲。ベルギー製とありました。


野外には出島の15分の1の模型、「ミニ出島」が作られています。これは昭和51年に作られたもので、実は、昔、これを見にここまで来たことがありました。でも、発掘調査や復元工事のことは知りませんでした。


史跡である「出島」の確認工事は続いています。ここは別の構造物があったところで、その建物も復元されるようです。

時とともに変わる「出島」。また後日訪ねることもあるかもしれません。

(つづく)


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