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長崎旅行 6 長崎原爆資料館 [旅行]

まだ続けています、長崎旅行の記録。今回は、眼鏡橋を後にして、長崎原爆資料館を訪問したときのことです。


私は九州出身なので子どもの頃に長崎にも何回か連れて行ってもらったのですが、ここを訪ねた記憶がありません。


(上の写真は長崎観光のマスコットの様です。入口に飾ってありました。)
資料によると、長崎原爆資料館は、長崎市の原爆被爆50周年記念事業の一つとして、1996年(平成8年)4月にそれまで被爆資料を展示していた長崎国際文化会館を立て替えて開館したとのこと。


入口から、らせん状のスロープを降りて、地下二階の展示室まで行きます。立派な建物です。


展示は1945年8月9日の、原爆投下前の様子の説明から始まります。


原爆に夜被害を示す浦上天主堂の惨状などの展示です。
爆心地に近く、神父・信徒達は全員犠牲になったとのこと。


長崎に原爆が投下されるまでの経過を説明する展示では、投下候補地として、いまの北九州市などに投下される計画が展示されていました。
(上の写真は長崎に投下された原爆ファットマンの実物大模型です。)

この資料館には、外国の方の訪問が多いのが特徴でした。西洋系、アジア系を問わず、原爆被害に対する各国の人々の関心が高いのかと思います。この原爆模型前でも多くの外国人と思われる方がシャッターを切っていました。


被爆した長崎の街の惨状を表す展示の一部です。これはお金(硬貨)の金属が熱線で溶けてしまったものです。これ以外にも、原爆の火球、熱線、爆風、火災、放射線によって街と人々は壮絶な被害を受けました。他にも展示があるのですが、このくらいにしておきます。


長崎に投下された原爆だけでなく、現在の核兵器開発に警鐘をならす展示です。


アメリカ、ロシアを筆頭に、いまでも幾つかの国が核弾頭を保有している様子を模型で表しています。


すでに幾つかは核実験などで使用されています。(実戦では広島と長崎だけです。)


展示館を出る際に、世界の平和を願う折り鶴が展示されているのに気付きました。


冷戦は終わったのですが、いまでも核兵器開発を続けている国があります。どうか、それらが使用される心配の無い世界がやってくることを願います。

こちらの資料館では、入口で子供用の「学習ハンドブック」が貰えます。14ページの冊子ですが、とても勉強になります。訪ねられたら是非入手されることをお勧めします。

(つづく)


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