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鉄道博物館1 [日記・そのほか]

社会科見学シリーズ?で、鉄道博物館に行ってきました。
鉄道博物館は、2007年にオープンしたJR東日本の博物館で、日本の鉄道の歴史、現在、未来を学ぶことができるようになっています。

さいたま市の大宮駅から、埼玉新都市交通ニューシャトルを使って一つ目の「鉄道博物館駅」が最寄り駅となります。
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エントランスは博物館というより、新しい感じ。コンサートホールのような作りです。

1階は鉄道博物館ならではの、列車の展示スペース。
一番中央に位置するのは、C57蒸気機関車。実際に旅客列車をひっぱっていたのだそうです。

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やっぱり蒸気機関車は鉄道車両の王様ですね。一番力強さを感じさせる車両です。

少し新しいところでは、寝台列車の「あさかぜ」。九州と東京を結ぶ寝台特急で、このような列車はブルートレインと呼ばれていました。新幹線が全国各地まで開通したため、いまとなっては少なくなってしまっています。

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あさかぜ、は私自身も乗車したことがあり、懐かしいです。

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列車のなかを見ることもできます。

列車の実物とあわせて、鉄道発展の歴史を知るための展示も多いです。

こちらは「海の上を走った鉄道」高輪築堤の模型展示です。

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日本で初めての鉄道、新橋と横浜間の鉄道開業のとき、もともとは線路を街道の東海道に沿って建設する計画だったのを、高輪周辺の土地を鉄道省に利用させることを兵部省が反対したため、田町駅から旧品川駅までの2.7kmの区間を海上に堤防を築いて、その上に線路を引いたとのこと。
当時、海の上を走る鉄道と、開業当時の名所になったそうです。

そんな感じでまわりますが、たくさん見所があります。

(この項つづきます。)
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JAL安全啓発センター [飛行機]

2023年の秋に社会見学に俄然関心を持ち、ANAのハンガーツアーに続いて、JALの安全啓発センターを見学してきました。

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安全啓発センターは、東京モノレールの新整備場駅を降りてすぐのところにあります。ANAのハンガーツアー行きのバス停の反対側。

安全啓発センターとは、1985年8月12日の夕方に御巣鷹山に墜落して520名の方が亡くなったJAL123便羽田発伊丹行の事故を風化させないために、墜落した実物のボーイング747機の残存機体や乗客の方々の遺品などを保存・展示しているJALの研修施設です。JALのスカイミュージアムなどがあるメインテナンスセンターの中にあります。

JAL123便墜落事故は、単独機の事故としては死者数で世界最悪の墜落事故で、直接の原因は、墜落したボーイング747型機が事故以前におこした尻もち事故後の圧力隔壁の修理が不適切なまま見過ごされてきたことで、離陸後に圧力隔壁がに疲労破壊し、垂直尾翼などが脱落してしまったことから操縦不能となり、墜落してしまったものです。

事故の原因や経緯は国土交通省の運輸安全委員会のホームページに事故調査報告書が公開されています。

この事故とその影響は、小説や映画にもなっており、映画「沈まぬ太陽」や「クライマーズ・ハイ」は鑑賞しました。

事故機の機体が回収され、事故調査が終了した際、当時の日本航空は機体の残骸などを処分しようとしたそうです。しかし、遺族の方々の反対で、事故の教訓を風化させないため、安全啓発センターとして現在もJAL社員の研修に使われています。

JAL社員以外でも、事前に申し込みした上で、一般人も見学できるようになっています。1時間程度で事故の概要の説明に続いて、機体の実物の残骸や圧力隔壁、乗客の方々の遺品などを見学することができます。墜落した飛行機の部品は墜落地点だけからではなく、海を含む広い範囲から現在でも発見されることがあるそうで、事故の凄まじさを物語っています。

この安全啓発センター、航空安全に関心があるかたであれば、時間をとって見学する価値があると思いました。

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見学を終えて、新整備場駅前まで戻って撮影した、JALメインテナンスセンターのビルです。なんとも言えない気持ちでした。
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