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OS51便でウィーンから成田へ [飛行機]

もう、日本に到着してから3日経ってしまいました。まだ、時差ぼけが残っているのか、変な時間に眠くなり、変な時間に目が覚めてしまいます。
今回一時帰国の際には、プライベートにも関わらず、マイルでビジネスクラスの特典航空券を購入したので、とても快適なフライトを楽しむことができました。

オーストリア航空OS51便でウィーンから成田に向かいます。

(この写真は成田空港第一ターミナルに到着後のOS51便です。)

閑散期だから特典航空券の予約ができたのだと思われます。機内はビジネスクラス、エコノミークラスともに半分程度のお客さんでした。成田線はいつ搭乗してもほぼ満席、というイメージがあります。こんなに空いている成田便を利用したのは初めてです。シートの違いが一番ありがたいのですが、カメラにうまく入らなかったので、機内パンフレットの写真を。

前方に傾斜しているので、ふくらはぎに血液が溜まるような気がする以外はのびのびできて快適です。


離陸する前に、食事のメニューが配られます。食事のメニューと飲み物のリストに分かれていて、ワイン中心の飲み物リストの方が大きくページ数も多いです。

機内誌やインフォメーションシート。いわゆる機内誌Skylinesは中欧東欧の旅行の記事が多く、いつももらってかえります。新しい路線ができたり、結構アップデートがあります。そのほかは機内映画の説明、シートの使い方の説明、免税品のカタログ、安全のしおりなどです。

離陸前にドリンクを持ってきてくれます。本日は酔っぱらってよいのでシャンパンをいただきます。お客さんが少なかったせいか、おかわりも持ってきてくれました。

飛行機が動き始めても慌ただしく動き回っているキャビンクルーのみなさん、男の人も赤い制服です。

その間、シートについていたマッサージ機能を試してみます。

これは、シートの背中の部分がゆっくりと盛り上がったりもとに戻ったりするだけで、あまり効果なし。疲れたときには効くのでしょうか?

キャビンクルーが雑誌を持ってきてくれました。日本人(でしょう)のクルーの方が日本語で話しかけてくれます。日本の新聞を含む新聞は、エコノミークラスでも持ってきてくれますが、雑誌類はビジネスクラスでしか持ってきてくれないようです。私は日本の雑誌がうれしくてたくさん取ってしまいます。かなりバブリーな雑誌も機内においてありました。だんだん景気が良くなってきたのでしょうか。

このように、成田線は「搭乗したらもう日本」という雰囲気が日系のエアラインのようです。

搭乗して飛行機が実際にゲートを離れるまでずいぶん時間がかかります。長距離国際線の場合は早くて20分、長いときは1時間くらい。でもこれだけぜいたくなら問題ありませんね。

そのうち飛行機はプッシュバックされて、滑走路に向かいます。安全ための説明がビデオではじまります。テレビが付いていない小型機のときは赤い制服のクルーが自ら、シートベルトの着用、非常口の位置の説明、救命胴衣の使い方の説明をすることもあります。これもなかなか見栄えがしますが、現在のところ私が気に入っているのはこの男。

オーストリア航空の安全説明ビデオアニメーションに出てくる男です。少々間抜けな眼鏡顔で、ビデオの中でも本当に間抜けなのですが、どうみても日本人っぽいです。この男は日本線だけでなく、ビデオが上映できる機材なら欧州内線、北米線でもでてきます。(この間、本当はデジカメは使ってはいけなかったのですね。)

離陸して1時間もすると機内食が始まります。
最初はおつまみ。生ハムとチーズ、オリーブです。

ワインは、Rieslingをもらいました。お客さんが少ないためか、グラスになみなみと注いでくれます。おかわりも何回も勧められます。飲み助にはうれしい状況です。

前菜のサラダはサーモンかビーフから選択。私はサーモンのサラダをお願いしました。オーストリアの湖でとれたサケなんだそうです。あじは淡白ですが、脂ののりが良いです。

つづいてスープ。アーティチョークという野菜のクリームスープです。せっかくきれいに具が載っていたのですけど、一口いただいてしまったあとの写真です。

メインは鶏の胸肉とガチョウの肝のグリルです。手前はマッシュルームの炒め物。

ガチョウの肝臓を鶏でくるんであります。

メインの際はBlaufraenkisch Classic 2004という赤ワインにしました。これもなみなみと注いでくれます。

デザートはチーズ各種、アイスクリーム、ケーキ、フルーツから何でもOKのようでした。
でも、おなかいっぱいで、それでもフルーツとデザートワインKracherをお願いする私。


さすがに、デザートワインはなみなみとは注いでくれませんでした。

題名は失念してしまいましたが、スカーレット・ヨハンソンがマンハッタンの5番街でベビーシッターを経験しながら人類学を学ぶ、という映画を観ながら酔っぱらいます。

このあと、グラッパというイタリアのアルコール度数の強い蒸留酒を奨められます。言われるがままにいただいてしまいます。

このグラッパ、グラスはOSのマークではありません。OSグループのLauda航空のもののようでした。これでお口直しをしてさっぱり。ああ、ごちそうさまでした。

ちょっと飲み過ぎて気持ち悪くなりましたが、1時間ほど(だと思います)横になって回復。

気がつくと、飛行機はモスクワ上空をすぎて、ニジーニ・ノブゴロドの上空。

バーコーナーに行ってみました。

水(炭酸入り、炭酸なし)、ジュース各種となぜかスパークリングワインがおいてありました。

このあと、スナックサービスがあり、フライングシェフのお兄ちゃんがいろいろ持ってきましたが、もうKein Danke。でもコーヒーはいただいてしまいました。ウィーンはいろいろな種類のコーヒーに固有名詞が付いています。オーストリア航空はウィーンで飲める代表的なコーヒーを十数種類、機内でサービスしています。私はアインシュペナー(一頭引きの馬車という意味らしい)という、クリームコーヒー(少々ブランデー入り)をいただきました。

しばらくは本を読んだり、映画を観たりします。
OSの機内映画の残念なところは、インターラクティブといいつつ、映画の一時停止や巻き戻しが個々の乗客はできないことです。この点は、全日空の国際線は、一時停止や少し巻き戻すことができ、とても優れていると思いました。クルーから話しかけられたときやトイレの際に使えます。

成田到着のちょうど2時間前に朝ご飯。

成田空港から自宅までが一番大変ですから、朝食はしっかりととっておきます。
メニューはオムレツ、シリアル、プレーンヨーグルト、パン、フルーツなど。

最近はウィーンー成田線はプラベートで利用することが多く、ビジネスクラスの利用は1年ぶりでした。食事やサービスを満喫いたしました。このレポートを読まれておなかがすいてしまった人がおられれば嬉しいです。



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コメント 17

めぎ

なかなか美味しそうですね!先日フランクフルトからサンフランシスコまで乗ったユーナイテッドは、ビジネスとは名ばかりの、ずいぶん適当な食事でした。
by めぎ (2008-01-29 08:13) 

きんちゃん

個人的には空いてる飛行機が一番のサービスだと思っているのですが...。いかがでしょう? 某日系もLHRKIX便は最近満席満席で...。
by きんちゃん (2008-01-29 10:24) 

aya

読んでいてとてもお腹がすきました!お昼前なので余計に(笑)
それに写真がとても綺麗です。
デザートワインまで出してくれるビジネスクラス、
いつかは乗ってみたいです(^^)
by aya (2008-01-29 11:50) 

トリバン

やっぱ、オシャレですよね。ヨーロッパ方面。
食事も、シートも。
シートはイームズっぽいし。
by トリバン (2008-01-29 23:59) 

miyack

おかえりなさい。
国際便は食事もいろいろとあって、搭乗する時間は長そうですが、楽しそう?ですね。(^^;)
こちらはいつも国内線ばかりなので、仕事で国際線に乗れるのがちょっと羨ましいです。(^^;)
しばし、日本でのお時間も楽しんでくださいね。(^^)
by miyack (2008-01-30 00:37) 

炎遊人

ガチョウの肝臓にはそそりました。 旨そうですね。
しかしながらその他は欧州線のそれと言う感じですね。
でもコンコルドを飛ばしていた某国系のビジネスクラスよりは大分良いかと思います。 ちなみに最後まで食べ切れませんでした。
このシート、JALやANAのものとほぼ同等の物ですね。 ライフラットタイプも慣れればそう悪くもありませんよね。 当然Fクラスとは比較できませんが…。
ところでどう航空会社にFクラスの設定はあるのでしょうか。
by 炎遊人 (2008-01-30 06:54) 

hideyuki2007y

皆さんコメントありがとうございます。

>めぎ さん

ユナイテッドの食事はそうでしたか。米国エアラインはアッパークラス未体験です。サービスが簡素だと読んだことがあります。そもそも米国では飛行機は高級な乗り物ではなく、長距離バスの代わりなんだと。でも同じお金を払うならば少しでも機内サービスの良いところに乗ってみたいですよね。

>きんちゃん さん

仰せのとおり、空いているほど良いサービスはないと思います!エコノミー3席を使った「フルフラット」のほうが、このビジネスクラスよりはよく休めます。でも、最近は予約と営業の技術が進んだようで、空いている飛行機にはなかなかお目にかかりません。

>aya さん

お腹をすかせていただいて、レポートの甲斐がありました(笑)
飛行機とは関係なく、最近、デザートワインに凝っています。食後の甘口ワインやポートワインも楽しいですよ。

>トリバン さん

おしゃれですか。うれしいです。最近、欧州系以外はANAとアジア系くらいしか搭乗経験がありません。JALも最後に乗ってから3年以上経ってます。個人的にはエミレーツ航空に搭乗してみたいのですが、なかなか機会がありません。

>miyack さん

国際線の長距離フライトのアッパークラスは食事とお酒が嬉しいですが、確実に太ります。腰が痛くなります。まあ、こんな生活もあとわずかでしょう。いまは日本食を楽しませてもらっています。それに日本食材を持って帰るのも一時帰国の大切なミッションなんです。

>炎遊人 さん

ご指摘のとおり、シートはNew Style, Club ANAというものとほぼ同じような作りでした。でも、フラインググルメの方にもOSの洋食はおすすめだと思うのですが。ファーストクラスの設定が全線ないだけ、ビジネスクラスのサービスが良いのではと思っています。
それでもやっぱり、他のエアラインにある、フルフラットのFクラスには憧れます。
by hideyuki2007y (2008-01-30 15:00) 

トリバン

エミレーツ、、、、、。
うーん。
炎遊人さんと私を合わせれば、多分30回以上搭乗しているかと。(笑)
しかし、微妙ですね。
スバラシイところはスバラシイのですが。
多分、そのうちレポートすることなると思います。
ただ、最近中南米づいているので。
by トリバン (2008-01-30 21:10) 

hideyuki2007y

>トリバン さん

コメントありがとうございます。
そんなに沢山搭乗されておられれば、良いところ悪いところなどが見えてしまうのでしょうね。でも、アッパークラス利用だと出発地、目的地でのハイヤーのサービスもあると聞きました。私は中東のエアラインは未経験なので、隣の芝生かもしれませんが、とても興味があります。
by hideyuki2007y (2008-01-31 11:42) 

うわ~豪華なお食事に、うらやましい限りです。
ワインをたくさん飲めるって、私も大歓迎です。
夏のBAでCクラスのフルフラットを経験してしまうと、ライフラットとの差が気になってしまいます。成田ではANAのラウンジを使うのでしょうか?
欧州便だとやっぱり横になれるだけでも有難いですよね。
by (2008-02-02 19:06) 

YAP

オーストリア航空のビジネスクラスもなかなかのものですね。
少なくとも、料理に関してはルフトハンザよりも上のようです。
搭乗客が少なかったということは、快適なビジネスクラスの旅がさらに快適だったことでしょう。
by YAP (2008-02-02 19:09) 

ワイン みごとに なみなみですね~~。
うらやましい限りです
私も 次回の旅行は念願のビジネスクラスゲット☆
なので、飲んだくれる予定です。
ところで 流石 オーストリアの飛行機ですね。
機内で アインシュペナーが飲めるのですね。
では、やっぱり メランジェもあるのですか??
by (2008-02-02 20:09) 

hideyuki2007y

コメントありがとうございます。

>好(ハオ)くん さん

BA搭乗の記事読ませていただいていました。ライフラットというのですか。私はフルフラット未経験です。いつかはFクラスかBAのCに搭乗してみたいものです。最近はOS便を使うことが多いので、スターアライアンスのラウンジばかりで、Oneworldとはご無沙汰です。

>YAP さん

食事はルフトハンザのCクラスはなかなかと思いましたけど、これがエコノミークラスだとオーストリア航空が圧勝です(と思います。)。お客さんが少ないとクルーの皆さんも余裕がでてくるのでしょうね。

>花や さん

もちろんメランジェもありますよ。未だにドイツ語の”メランジェ”が発音が悪くて通じないので(泣)、私はわざわざ違う種類を指差で頼んでます。やっぱり、アッパークラスの楽しみはお酒とその肴が豊富なことですよね(笑)。
by hideyuki2007y (2008-02-04 12:43) 

dogwood

赤い人がいっぱい!!!笑

機内食とは思えない、美味しそうなご飯ですね~。盛り方もなんかオシャレだし。ワインがなみなみ+おかわりありってのに一番食いつきました!笑
by dogwood (2008-02-04 19:02) 

hideyuki2007y

dogwood さん

私自身はオーストリア航空の赤はいつも見ていたので、それほど珍しいとは思っていませんでした。しかし、dogwoodさんの記事を読んで、あらためて変なユニフォームだと思うようになりました。
このフライトでは、お客さんが少なかったからワインをたくさん注いでくれたのでしょう。
by hideyuki2007y (2008-02-06 18:05) 

オーストリア航空のおいしそうな機内食、豪華ですばらしいですね。サービスもとても良いようですね。一度でいいから経験してみたいです。
by (2008-02-08 02:16) 

hideyuki2007y

Satorin55 さん

ウィーンー成田間で直行便を飛ばしているのはオーストリア航空だけなので、何せよく利用しています。私はエコノミー、ビジネスの両クラスとも気に入っています。ここの洋食はいけると思いますよ。
by hideyuki2007y (2008-02-10 15:38) 

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