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散歩で唐津に行く 2 [旅行]

唐津に行ったときの様子を綴っています。



商店街のアーケードを抜けると、「旧唐津銀行」。唐津は明治時代は石炭産業が盛んなところで、唐津炭田の石炭を輸出するための貿易拠点となっていたそうです。発展する産業界を支える金融機関として地方都市繁栄の象徴がこの唐津銀行だったとのこと。



ちょうど私が訪ねたときは、旧唐津銀行の観光拠点としてのオープン記念特別企画展の「辰野金吾展」が開催されていました。



辰野金吾とは、唐津出身の建築家。東大の日本人初の建築学科教授として、東京駅や日本銀行本店を設計した明治建築界の巨匠とのこと。この「旧唐津銀行」の建物は、辰野金吾が藩校の同級生から依頼を受け、東京駅設計工事中の繁忙期に弟子に委ねて設計されたものとのこと。確かに、東京駅に良く似たスタイルの建物です。

なお、唐津銀行は明治45年創業、他の銀行との合併・統合を経て、平成9年まで実在したそうです。



松浦川にかかる橋の近くには「三ノ丸辰巳櫓」があります。



唐津城の天守閣もかなり近づいて来ました。

(つづく)
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